つれつれ大学生

もう大学生、まだ大学生。大したことは書きません。

ダメ人間の上智受験の話8

更新が随分滞ったが誰も見ていないブログなので関係がないだろう。

 

さて2月に入り上智に受かる可能性はほとんどないという中で始まった一般入試シーズン。

初めの入試はゲロを吐いても受かるという確信のあった大学だ。名誉の為に学校名、および学部名は控えさせて頂くが11月の河合センプレから考えて自分の偏差値マイナス20くらいだったのでまあ死んでも受かるとは思っていた。

実際行ってみると想定外だったことが何個かある。

1つは受験会場独特の雰囲気だ。最初に受けた大学は先述の通り偏差値が高いところではなかったのでまだマシだったとは言える。しかし必死に単語帳を見る周りの受験生、(上からの指示ゆえだと思うが)無愛想な試験官、そして誰もいない知り合いなど精神を削る要素が受験会場にたちこめている。可能ならば暖かいスープをフードポットに入れる、人からもらった応援メッセージを読み返すなどリラックスand自信をつける行いをしておくといい。

2つ目は2月ゆえの交通機関の乱れだ。2月といえば雪、そして首都圏恒例の人身事故からの大幅遅延だ。

試験会場に30分前くらいについておくというのは常識として早くついたところで上の要因によって試験開始時刻が1時間遅められるというのはままにあることだ。

そこで起きたのが1時間何して潰すか問題だ。初日の学校は舐め腐っていたので単語カード(普通の単語帳は覚え切ってた)と過去問演習ノートしか持っていなかったのでその1時間ほぼ寝るに費やすこととなった。寝るのも悪かないができるなら地歴の暗記物などをやりたい所だ。それゆえにこれから受験する方々には直前でサッと確認するための勉強道具+‪α‬を持っていくことをオススメする。

 

上に書いたような想像以上のことは起きたが初日の受験は想定していた通りまあ9割はいったであろうという体感であった。そのまま1日空けてそれなりに受かりそうな大学の受験、そしてその数日後...

2月某日、第1志望の上智大学某学科一般試験受験の日がやってきた。

 

優しい友達が「今日は眠れた?全力尽くして頑張れ!」とLINEを送ってくれた。私は背伸びして「寝れたよ!頑張ってくる」と返信した。実際のところ時間的には寝てようが全く寝た気はしなかった。

 

何回か来たことはあるものの受験票を握りしめて遥々やってきた四谷のキャンパスは完全にアウェーだった。試験官のおじさんは他の大学に比べても格段に優しげだったけれど、自分のこの大学に対する学力不足とこれまでの大学とは比べ物にならない周りの受験生の殺気がそんな優しさまで吹っ飛ばして極度の緊張状態へと至らせてた。

 

チャイムがなった。1時間目はいちばん苦手な英語。傾向は多少は変われどそこまで過去問と違いはなかった。

ただ、いくら考えても7割いった確信の持てる答案にはならなかった。「何か違うのではないか?」1問解くたびにそう思ううちに終わりのチャイムがまた鳴った。

 

絶望だった。高得点勝負の上智英語で傾向も変わらない年のしかも偏差値上位学科で7割行った感触がしない。

どうにか次の地歴で取り返してやろうと誓った。しかしその地歴も国語もぱっとしなかった。

 

受験後、美味しいものを食べてやろうと思ってよった料理屋。

麺を啜りながら涙が止まらなかった。料理の味などもはやしなくて涙のしょっぱい味だけが口に広がった。

受験生活後半こそナーバスになれどこの1年間、もっと言えば上智に志望校を決めた2年間の想いと労力が自分の力不足故にいとも簡単に砕け散っていくのを試験会場を離れてから嫌という程に実感した。

「もっとあの時ああしとけば…」

「もう四ツ谷に来るのもこれで最後だ。」

酒を飲んだわけでもなかったのに身体はフラフラのまま家路に着いた。

 

上智受験のダメージは大きく、それを見越してその次の日はどこも受験しなかったが体調を崩した。それでも仕方ないので鎮痛剤を飲んで残りのMARCHの受験を迎えることとした。

 

MARCHは体調の悪さはあるものの上智を経てからならば問題の難易度はさる事ながら雰囲気、また知り合いに会うこともあったので幾ばくかリラックス出来た。

 

あと○日で受験が終わる...上智大学を忘れざるおえないそんな感触を持って上智受験を終えた私はひたすらそんなことを思って受験会場に向かっていた。

 

見たら絶対MARCHも受からないしスクリーンに映し出される文字は分かってるから受験日の早さに比例して早く出る結果も見なかった。

 

そして最後の受験を前にした日、イレギュラーな事態が起こったのである。

 

つづく

 

 

 

 

 

 

 

ダメ人間の上智受験の話7

さてとうとうセンターが来てしまった。

といっても国立を受けないことが確定したゆえにそんなにプレッシャーはなく、むしろセンターが終わったあと遊びに行くことさえ考えていたのである。

 

こんななので結果はボロボロかと思われたが自己採点して驚き。

三科で9割行ってました。

MARCHセンター利用獲得確定です。

 

考えられる要因は勉強していた頃に基礎は完璧にしてあったこと、プレッシャーがなく周りの輩も同じ学校の人間で概ねセンター舐めプであったたことが挙げられる。

 

むしろ今思えば上智に合格するならセンター3教科90%は越えないと厳しい迄である。「3教科90%は当たり前」の世界であり、友達の早稲田生も同じようなことを言ってたのでまあ早慶上智はそんな感じなんだと思う。仮に90%いかなくともその失点の原因が現文以外にあると厳しいと思う。(センターの現文は特殊なのであんまり気にしない方がいい。ほかがいくら良くてもセンターの現代文だけはダメな人とかいる。)

 

 

ただ皆さんご存知の通り、いくらセンターで点数取ったところで上智の試験には全く関係ナッシングなのである。

それなのに中途半端にいい点をとってしまい「現役でMARCH」というナイスな地位がほぼ確定してしまったのでますますやる気がなくなった。

 

さらに学校も自宅学習に入ったので私のぐうたらスマホ中毒はピークを迎えた。

やべえと思って3日に1回くらい過去問を解くものの7割行かない時の方が多く鬱になってろくに復習もせず終えた。

 

ちなみに親はそもそも上智のことをろくに知らないので「そんなんでいいの!?」みたいなことは言ってこず浪人しないならなんでも良いスタンスだったが、それでも今の自分はニートと変わらないという事実もまた刻々と迫る入試までの期間と共に心を蝕んだ。

 

幾度かこのままなんにもなかったかのように日々を終わりたいと思ったか。

幾度か早く友達とあって他愛のない話に花を咲かせたり、旅行に行きたいと思ったか。

ここまで苦しむのは自分が自分に甘いせいなのが分かりきっていたからこそ尚更怖かった。

 

しかしモラトリアムな私を待つことなく、入試シーズンは始まってしまった。

......................................................

ちょっと短めだけどこの回はここで終わりです。

あとはちょっと難関私大受験者のセンター作戦でも話そうと思う。

 

センターの対策だが極論を言うとしなくていいと思う。

というかしないでも早慶上智に受かる実力があるなら、MARCHの看板および人気学部以外は取れると思う。形式はマーク模試で見慣れてるだろうしセンターレベルで知らないことがあったらまず早慶上智に受かるわけがないです。

90%と本文では言ったけど穴場を突けば81-3%、そうでなくとも85-87%あれば大抵の学部は取れるはず。

加えて言えば立教の異文化コミュみたいな90%以上でもA判定出ない人気なところはセンターで取るよかは一般でとった方がいいと思う。

 

さて対策はしないでよいと書いてしまったがただやっぱり安定してMARCHはセンターで取りたいという方々も多いだろうし私もそうであった。

そのために対策をしておいた方がいいのがリスニングと現代文だと思う。

 

まずリスニングは言わずもがなだろう。リスニングを課してる私大は獨協の英米科とあと少しくらいしか知らないのでそういう所を受ける人以外リスニングは模試で受けた両手に収まる程度の回数しかやっていないはず。

それゆえに3,4回くらいは集中的にやるのがいいと思う。あと日頃から新しい単語が出てきたら発音記号に従って読んでみるというのはかなり大切。これはセンターだけでなく大学入ってからやっておけばよかったとなるくらいには役立つ。

あと音読法は私はめんどくさがり屋なのでやらなかったが単語同様やっておくと入試だけでなく将来に役立つと思われる。

 

一方で現代文は確かに形式は普段のマーク模試と何ら変わることは無いがしかしながらその本文の内容は模試が大まじめちゃんに見えるほどにクレイジーな場合があるのだ。

詳しくは「センター 現代文」などとググっていただければわかると思うが、まさか本文中に「おっぱいおっぱい(原文ママ)」などと出てくることがある。これはもはや現代文の試験と言うよりは不慮の事態に対する応用力を試しているとしか思えない。

と、このように本文がネタとしか思えないところがあったりする故にそれへの対処的な意味で是非センター本試験の現代文過去問は数年分触れておいて損は無い。

もちろんこんな奇天烈なことだけでなく時間のペースを掴むというのにもよい。

 

というわけでつらつら書いては見たが結局のところ、センターで予想だにしない事態が起きてもあとは一般で納得出来る大学に受かれば極論どうにかなるのでまあそんなに私文専願はセンター考えなくともいいと思いますね。そもそも先述の通り早慶上智に受かる実力のある方ならまずMARCHセンター利用取れますので(今までの文はなんだったのか)

 

end

ダメ人間の上智受験の話6

さてとうとう直前期の話である。

まず1番最後に受けた模試の話でもしようかと思う。私立文系が比較的使いやすい河合塾の全統マーク、記述模試は11月のセンタープレで終了するが、東進とS台(悪口言うのでこっちは伏字w)に関しては12月まで模試を行っていた。

 

一ヶ月に一回は模試を受けようという計画を立てていたのでこの12月直前の模試についても受けることとした。

東進かs台かはまあ正直どちらでもよかったのだが母集団の大きさと浪人がより多くいることを考えてs台のセンタープレを受けようと思った。

母集団が多ければそれだけ判定は正確に出るし、浪人生が多くいる模試に関しても同じことが言える。

難関と言われる大学になればなるこそ当たり前だが浪人は増えるのでそこは結構大切だと思う。

 

そんなわけで受けたs台のセンタープレ。解いている時から「あれ〜おかしいなぁ( ¯-¯ )」という感覚しかしなかったが自己採点も散々であった。

英国で70%しかいかなかった...

上智に受かる人のセンターの平均は大体85-95%程度だと言えばそのやばさがわかっていただけると思う。4月ならまだしも12月である。

 

入塾テスト以来の衝撃が襲ってきた。

 

後にこのテストの母集団の高さとセンターよりかなり難しめの難易度ゆえにセンタープレとは言えない模試であったことが発覚したが、そんなことは結果の帰ってきていない私には知らないことである。

 

さらに追い打ちをかけたのはセンタープレが終わってから本格的に解き始めた過去問の点数がまたまた面白い点数であったことである。

 

上智は偏差値法という方法で得点を決めているので素点(普通にとったままの点数)では合否がわからないところがある。しかしだいたい感覚上は3教科70%、欲を言えば75%取れば難易度によるが受かると思う。

なお注意してほしいのだが偏差値法を用いてるのでどの教科でも平均以下(55%くらいだと思う)の点数を取るとかなりごっそり点数を引かれるので上智、早稲田あたりの偏差値法採用をしている大学は一点突破ができない。ゆえにいくら合計が良くても「英語40%」みたいな人は無理ゲーである。

 

さてちょっとした注意を挟んだところで私の過去問の点数であるが3教科平均60%前半という所、悪い時は60%を普通に切ってしまった。

今まで別になんにもしてなかった訳では無いのである。上智の気持ち悪い正誤問題や長文への特訓、上智対策の講座もとって勉強したのにこの有様である。

 

そろそろ年も変わる頃、この絶望は正直堪えた。悪いことに先日受けたs台の模試も帰ってきた。上智はシステム上書けなかったのだが、MARCHがC判定だった。ということは上智の偏差値上位学科は言わずもがなだった。

「ああもうこれ上智無理じゃん。MARCH行こう。」

そんな気分になった。今まで思い浮かべてきた上智四谷のキャンパスライフはMARCHの某大学のキャンパスに変わった。

 

根性がない人間なのでこうなってしまうと全ての活力を失ってしまった。ここから先のクソっぷりについては正直笑って消し去りたいところだ。

 

まずセンタープレの結果に絶望した後、すぐお正月を迎えた訳だが、年が明けて2日間ペンを1秒も握らず終えた。

重なるのは知識ではなく、アニメの見すぎで貯まるデータ使用量だけである。恐ろしいことにセンターもある1月に私は20GBのデータ使用量を使い切ったといえばエグさがわかるだろうか。

 

その後も出願書類を出すだけで疲れてなんもやらなかったり、上智の赤本持った私より頭のいい人達に会うと自己肯定感が死ぬからと言って予備校に行かなくなりわたしが1日を過ごすのは机ではなくベッドの上になってしまった。寝るかネットサーフィンの毎日である。

学校にもいかなくなっていった。これは計算内で前期にある程度出席を稼いでいたこと、さらに3年の成績だけで言えば評定4.5(5段階中)くらいはあったことで普通に卒業はできた。しかし学校にいかないと生活リズムは狂いに狂い2時寝10時起きという受験生と思えない生活を送った。

 

焦っていなかったかと言われればもちろん焦っていた。しかしながらセンターが刻一刻と迫っていくプレッシャーの中、現実は見たくなかった。

 

そしてセンター当日が来てしまった。

 

 

また自分語りしかしてないのですこし情報を流したいと思う。

これもよくある質問だと思うが過去問、いつから解くか?というやつである。

 

まずファーストコンタクトは夏に一回時間を気にせず解いてみるといいと思う。解けなすぎて泣けると思うが志望校との距離が良くわかる。

私も夏に140分(本当は90分制限)かけて上智の英語を解いたが得点率は50%だったというネタが生まれました笑

 

そして本格的な演習だが、

私は11月下旬くらいから志望順位のいちばん低い大学の過去問から解き始め、9割取れたら次の大学に行き、そして9割無理ゲーになったMARCHの過去問から本格的に演習に入るというすこし変則的なスタンスを取った。

 

過去問は新設の大学でもない限り、学部、日程などをくまなく横断すれば尽きることはないと思う。しかしワンランク下の大学で合格点がいつまで取れない程度の能力で本命の過去問演習などやっても意味が無いと思う。

さらにいえば過去問を大量に無理にとかなくとも、変な正誤が出るだとかこの年代の文化史ばかり出すなどいう傾向は掴め、そのへんの練習を積んでからやっても遅くない。

実際私も上智の過去問演習に本格的に取り組んだのはクリスマス後である。これはちょっと遅いかもしれないが併願の大学の傾向を極力第1志望に近いところにするなどという計らいで基礎、応用力をつける時間を多くとった段階で過去問に挑める。

上の太字はかなり大切である。同偏差値の大学、同系統なら絶対問題が第1志望に近い方にすべき。

 

気持ちが走って過去問演習を早くやらなきゃという気持ちはわかるが過去問演習はあくまでアウトプットである。時間配分、解く順番など志望校にあったスキルを身につけるためのものであり過去問に極端に依存するのは良くない。赤本の解説読んでインプットできるのは相当な奴だけだろう。

 

というわけで感覚的には最後の模試(11月の奴)を受けたあとくらいから取り組むのがおすすめ。しかしそれ以前に力試しで解くことはやっておいた方が良いというのが結論だ。

ダメ人間の上智受験の話5

さてこのつまらない自分語りもそろそろ終わりが見えてきた。今回はすこしは実用的な話をする。

 

ということで10月の模試の後くらいの話からしたい。

この時期の模試が返却される時すなわち11月の下旬が大抵の人が受験校を決定し始める時期かと思う。

私もその例に漏れずその時期に受験校を決めた。もちろんオーキャンにいったりなんだので今までもある程度目星はつけていたが決定したのはこの時期というわけ。

 

私が受験校を決める上で重要視したポイントが何個かあるので書いてみる。

①偏差値

決める上では当たり前の要素である。

振り幅としてはチャンレンジ校(第1志望と大抵の人は重なるかもしれない。私もそうであった。)、次善の選択肢(B〜C判定が出るところ)、安全校(A判定出るとこ)となると思う。

私の場合、上智の受験日程が早いために一校でも合格が早く欲しかったので安全校のさらに下でインフルかかってもノロウィルスになってゲロ吐きながらでも受かりそうな学校も1つ一般で受けることにした。

 

あと間違えてはいけないのはチャンレンジ校はチャンレンジ校である。E判定なら20%以下、Dでもいいとこ合格率40%である。そんなところばっかり5回も10回も受けるのはどうかしてると思う。

チャンレンジ校はあとにも述べた通り周りも受験にかける勢いが違うということで受けるだけで疲れるし、どうせならE判定なら早慶両方とか受けるよかは「早稲田の商!」みたいな感じで1極で対策して少しでも確率あげた方が賢い気がしてならないのだがどうだろうか。

 

参考までに私の受験プランを書いておく

チャレンジ(上智の某学部) 1

次善校(MARCH)3

滑り止め(成成明学)2

ゲロ吐いてもOK 1

+センター利用が数校

 

である。普通の人ならゲロ枠を除いてチャレンジをひとつ増やすのが妥当かもしれない。ともかく現役合格目指すなら次善校のボリュームを厚くしておくことをお勧めする。

 

②やりたいことと重なるか

MARCH受かんなかったらワンチャン浪人とは思っていたものの別にお家は金持ちではないのでどこになっても少しはやりたいことが出来るようには一応した。興味無いことを4年間学歴のためにやるのは私には無理だと思ったのもある。

 

③日程

もやしみたいなクソ陰キャであり5日連続入試とか無理ゲーであるので2日連続の入試日程さえも組まなかった。

まあ2日連続をやらないのはさすがに舐めプ感があるが、実際入試会場(特に偏差値高いところになればなるほど)の殺気はとんでもなく模試よりはるかに余裕のあるスケジュールなのに疲れは模試の比では無い。それを軽視するとあっという間にガス欠になると思うし実際友達で5連チャンとかやってる奴は肉体的にも結果的にも死んでいた。

 

そして受験前はあまり考えていなかったが受験校決定で大切な要素があと二つある。

①手続き締切の日

これは受かったあとの話なのでわけわかめかも知らないがかなり大切な話。わかりやすくするために例を出したいと思う。

運痴くんは安全校である偏差値50のA大学と偏差値60のB大学を受けた。もちろんB大学の方が優先順位は高い。

A大学は合格発表日2/10 入学金締切日2/20

B大学は合格発表日2/22 入学金締切日3/1

*入学金締切日までに入学金を支払わなければ原則として入学はできない。

 

おかわりであろうか。仮にA大学に受かっていても入学金を支払わなければB大学の合格発表まで入学する権利を保持しておくことはできないのである。不幸にもB大学からお断りされればその入学金はそのままA大学に使えるがB大学から合格をいただけばその金は全てパァになるというわけだ。まあもちろん入学金を払わずA大学という抑えとさようならするという手もあるが下手したらそれは浪人ロードまっしぐらである。

ちなみに入学金はところによるが私立文系なら大体20-25万が多い。そんな金を自分の入試プランの失敗ゆえに親に支払わせるのはナンセンス過ぎないだろうか?(ちなみにダメ人間はダメなので少し事情は違うが払わせてしまったorz)

というわけで本命校、というか優先順位の高い大学の合格発表日と抑えの学校の締切日は是非とも確認するべきである。

 

②入試方式

特に私大はとんでもない数の入試方式があるのでめんどくさいことありゃしないが言い換えるといかに自分に合った入試方式を選ぶかという情報戦でもある。

実際のところ、英語外部試験利用入試なんていうのは最もたる例であれこそ英語が苦手な人間が活用すべきであることに入試終わってから気がついた\(^o^)/

個々にあう入試方式は自分で探してもらうにして逆に地雷の入試方式について話す。それは主に第1志望、次善校に当てはまる。

  • センター利用
  • 全学部入試

である。どちらも個別入試の次くらいに有名な方式かと思うのでびっくりされるかもしれないがそうなのである。どらちらにも共通する特徴は「楽」なことである。センター利用はセンター試験受けて大学に紙送りつければOKで、全学部は全国の会場どこかにいって受けた1回の試験で文学部も法学部も経済学部も受けることが出来る。そして個別入試より合格発表が総じて早い。

つまりである、何が言いたいかといえばその大学に相応のレベルをはるかに越えた大量の人間がさくっと滑り止め確保のために受けるということだ。これは実際某大学の全学部をほぼ無対策で受けに行って特待を頂いたまま蹴った私が言うんだから間違いない。すなわち相応校、第1志望でセンター利用や全学部にかけるのは受験料を大学に寄付しているようなもんだ。

 

まあここまで割と役に立つのではという内容を書いてみた。実際上の5つの内容(あとのふたつは軽視してるが)を抑えて出した受験プランは進路の担当の先生にも「こんな出来のいい受験計画出す人初めて見た」という言葉をもらうくらいに人からの評判も良かったし、受験も人と比べて精神的肉体的に楽になった。よければ活用していただきたい。

 

という真面目な内容の次にはいよいよセンター直前の内容を書いてみる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダメ人間の上智受験の話4

面長に書いているのでやっと高三になった時の話である。これまでは自慢のような話であったがここからはダメ人間の本領発揮といったネタ話をする予定ではある。

 

さてここまで絶好調という調子であった私であったが実は受験においてのピークは高二の2月から高三の6月までであり、そこからは落ちていったと言っても過言ではない。というのも高三の4月以降3教科の偏差値がほぼ横這い、上智の判定もマーク模試でDしかほぼ取っていない。

 

一言で言うと「じゅけんあきた」ですね。だって受験勉強始めて3ヶ月で自称進学校とはいえ上智射程圏内の学年一位取ったし、判定も難関私大のDはワンチャンあるらしいし、予備校の授業も部活生に比べれば早めに取ってるのもあって序盤みたいに「1日3コマ!」みたいな気合い入れた感じではなく徐々に2日にいっぺん講座取るみたいなくそみたいな緩さになった。講座自体もハイレベルな感じでテクニカルになったので「おおわかったぞ〜」みたいなヒラメキが少なくなりお子ちゃまな私は飽きてしまったのもありますし難しくてめんどくなったのもある。

そりゃ夏には上智のオーキャンまたいって気合い入れたりもしたんだけどもそれもらすぐ抜けてしまい夏休みなのに1日7時間くらいしか勉強しないマンが出来上がってしまったわけ。普通の受験生は最低で10時間くらいすると思います。むしろそうしないやつはアホレベル。

 

そしてさらに良くなかったのが夏の河合の記述模試でB判定とってしまったこと。いい事じゃねえか!と思うかもしれないですが、上智の問題はオールマーク、形式も記述模試の様な熟考型というよりはセンターのスピード型をさらにクソにしたようなものなので型が違う。

実は今思えば上智をはじめとする難関私大のスピード型の入試よかは国立みたいな入試の方が向いてたんだと思うけどまあ上智に恋しちゃったゆえに仕方がありません。

なのにB判定という文字ゆえに図に乗ってしまい、秋のマーク模試の夏と変わらない結果にそりゃ絶望した。

 

そこから焦ってきてまじめにやってみるも部活生という

f:id:tsuretsureishikoro55:20180812025844j:image

怒り狂ったネオ群馬県民のような人々の勢いゆえにいくら勉強してもピーク時以上の成績は取れなかったというわけです。もちろん底が上がってきてるので別にダメになった訳では無いのですがそれ以上に周りの勢いに私は置いてかれてしまった。ウサギとカメのうさぎになってしまったわけ。

 

ではそろそろシメの話、闇が溢れる直前期の話をします。受験校の話なんかもちょっとしようかと。

ダメ人間の上智受験の話3

さて続いては受験勉強を始めた後の話をしようと思う。

 

前の記事の通り、私は入塾前テストの結果に絶望した。しかしそこが受験のスタートでもあった。

 

映像予備校に入塾することを決心しまず最初にやることは先生と親、そして私の3人で受ける講座を決めることであった。

財布を出していただく親とも相談しつつ自信のある歴史は独学、現代文は真ん中のレベル、古文は入門のひとつ上、そして当然ながらFランレベルの英語は1番易しいランクからやることになった。先生の様子を見るに上智を志望する人で一番易しいレベルから受ける人は珍しく相当な努力を強いられることを覚悟した。

 

そして初めての予備校の先生の授業を受けた。どこの塾かは話していないのでステマにはならないと思うがこれが素晴らしかった。

 

英語はクソとしか考えていなかった私にそもそもの英語の骨組みをわかりやすく伝授し、語学ゆえに暗記しなければならない事項についてもリズムやゴロなど創意工夫がこれでもかと図られた方法ですんなりと受け入れることが出来た。

ほかの教科も図表や絵、例え話など豊富な時間(高校は50分、予備校は90分)、経験、予算を駆使した授業は私の意欲を刺激した。

 

学校行事に部活動、いじめの対処など学業以外に山ほどの業務があった上で薄給の公立学校の先生を責める気はさらさらないが正直今までの授業というものがなんだったのかとも思った。。加えて映像授業というスタイルもマイペースで他人からの干渉が大嫌いな私にはぴったりであったのがなお良かった。(この辺については本当に人によって好みが別れるのでぜひ予備校を決める際には色々な所に行ってみてほしい)

 

勉強することはそもそもクソと思っていたが(勉強してる様子を見せる方がかっこ悪いと思われるクソ高校だった)、私はこのようなスタートを切れた故に感覚は悪くなかった。

そして人間なにができるようになるということは快感であり、勉強時間も高二の冬には平日4時間、休日7時間程度になった。また学校の勉強もテスト前にヒーコラ言っていたのが夢のようになり予備校の片手間でできるようになった。受験勉強を始めてから学校の勉強は以前にましてしなくなったが定期テストの成績は前より良くなってしまった。最前列で机にタオル敷いて寝たりズル休みしたりなど思う存分サボっていたのに、成績はすこぶるよかったので先生からの反応が良くなり褒められることが多くなるというなんとも言えないオマケ付きである。これは微妙な自称進学校にいるメリット(?)かもしれない。

そして受験勉強の結果は数値にも現れ、受験勉強を始めてから3ヶ月ほど経った高二冬の河合模試では国語、英語の学年順位1位、全国偏差値も3教科60をマークするレベルまで持っていった。

これについては自慢ではなくて、私のいわゆる地頭がある程度よかったことは否めないが、それよかは受験勉強がいい波乗っていたことは大きい。

1度勢いに乗った時にどれだけできるかというのは受験勉強においてかなり大切な要素かと思う。それは質もそうだし何より時間的に波に乗った時はやるのは苦痛が低減されてよい。

私立文系の入試は覚えゲーのところがあるゆえに質も大切だが反復に時間かければ大抵どうにかなる。

 

さていい波乗っていた頃の話はこの程度にして次からは徐々に波から落ちていった頃の話になるのでお暇があったら読んでほしい。

 

next 

https://tsuretsureishikoro55.hatenablog.com/entry/2018/08/12/030359

 

 

 

ダメ人間の上智受験の話2

前の記事(https://tsuretsureishikoro55.hatenablog.com/entry/2018/08/12/005833)でも述べたように受験勉強を始める前、始めたあとについて書きたいと思う。

 

まず受験勉強を始める前だが、前述の通り私の高校はありふれた自称進学校であり塾に通うまで進研模試以外のモノを受けたことがなかった。その進研模試の学年順位も国語と英語で学年の半分より下をさまよっていた。

しかし上智を受けようと思ったところ(受験した学部を絶対受けようと思ったのは高二の夏だ)、かなりやばいのではないかと自分でも少し思った。

 

というのも卒業生の進路が乗った冊子のようなものが毎年配られるのだがその年上智を受けた人数自体は30人弱いたにも関わらず受かった先輩は卒業生400人中1人しかいなかったのである。早慶と合わせた延べ人数でも10人を越すことは無かった。

そんな学校のしかも文系の下の方、と考えると今のままでは上智など夢の夢、そんな残酷な現実が見えてきた。

 

流石に焦り高二の夏、上智のオーキャンに行ったその足で近くの映像タイプの某予備校にカウンセリングに行った。そこで軽く説明を受け、コース決めのためのテストと体験授業を次回受けることになった。しかし現実を見るのが嫌すぎてそれをサボってしまった。とんでもない大バカである。

 

時が経ち、予備校でのアポをすっぽかした罪悪感もありそろそろ本当にやばいと思った秋頃、心の拠り所であった部活も早めに辞め、またそのアポをすっぽかした予備校と連絡をつけた。今思えば凄い図々しさであるがまあその選択は後に悪くなかったのでよしとしよう。

 

カウンセリングを受け、レベル判断用のテストを受けた結果、予想はしていたが想像以上の宜しくない結果が帰ってきた。

 

国語は成成明学程度。これは本を読むのが好きな人間故に予想内であったが、問題は英語である。なんとFランレベルであった。

とはいってもさほど驚くことではなく、高校の英語の授業は大してレベルも高くなかった。(30words位の英作文がほぼみんな解けずに定期テストの平均が激落ちするくらいに。)

それにも関わらずいつも目の前の視界は机であり先生の顔など1秒たりも見た記憶がなく定期テストは一夜漬けの私には当然といえば当然の結果であった。

 

しかしこれがそのFランに進学するならともかく志望校は上智である。要求される英語のレベルがFランでよいのなら今日から上智はFランである。

 

やばいのは知っていたがこんなひどいなんて、と落ち込む暇もなくその悲惨な現実が打ち付けられた瞬間、私の受験勉強は始まった。

 

見事なまでにここまで自分語りしかしてないのでこれから受験する人達に向けてのアドバイスをちょっとしようと思う。

よくある話として受験勉強をいつから始めればいいのか?という話がある。

これはつまらない回答になるが「人による」だ。ここでは一応早慶上智あたりのレベルの私立文系(ベンチマークとなる全統マーク模試が3教科偏差値65以上)の大学を目指す受験生に限って話すがそれでも「人による」。

 

しかしこれでは埒があかないので具体的な話をするなら学校の勉強だけで高三の全統マーク3教科60を余裕でキープできるような環境にいれば3年の4月、もしくは3年の夏に部活引退してから受験勉強らしい受験勉強をしても間に合うだろう。

しかし大抵の学校はそうでないはず。目安としては高二の夏から、遅くとも高二の秋頃から始めたら期間的には間に合うはずである。勘違いしないでほしいのは部活を高三の夏前までやる人は高二の秋では絶対間に合わないというかむしろ夏からやってギリくらいだと思う。

 

無論受験にフライングはないという言葉の通り、できるなら1年からやるべきなのだろうけどそんなずっと受験勉強してられる人ならよほどのあこがれがない限り早慶上智など目指さず東大や京大に行くべきだと思う。勉強量に対する社会的評価のコスパの良さが私立文系のよさでもある。

 

また人によってはそんな進学校でもないし、今までいい成績でもなかったが早慶半年、MARCH3ヶ月で受かりました☆という人もいるだろう。しかし自分がそんな人間であると思った時点で負けである。

 

受験勉強が楽しいという人はあまりいないだろうし実際大学生になった今、受験の話になった時もう1回やりたいなんて言う奴は誰一人といない。

つまりは受験勉強は一般的に辛いのであり投げ出したくなることを計算に入れて計画を立てないといけない。

私自身もスランプになり勉強しなかった期間は1年とちょっとの中でトータル1ヶ月は優に超える。

 

無論自分が受験生活すべて集中して自己管理できるというなら「早慶半年MARCH3ヶ月」を実行してもいいが誰も自分の受験に責任なんてとってくれないということは忘れちゃいけない。ホラ吹いて3月に予備校参りするなんて馬鹿らしい。

 

next

https://tsuretsureishikoro55.hatenablog.com/entry/2018/08/12/022843