つれつれ大学生

もう大学生、まだ大学生。大したことは書きません。

ダメ人間の上智受験の話3

さて続いては受験勉強を始めた後の話をしようと思う。

 

前の記事の通り、私は入塾前テストの結果に絶望した。しかしそこが受験のスタートでもあった。

 

映像予備校に入塾することを決心しまず最初にやることは先生と親、そして私の3人で受ける講座を決めることであった。

財布を出していただく親とも相談しつつ自信のある歴史は独学、現代文は真ん中のレベル、古文は入門のひとつ上、そして当然ながらFランレベルの英語は1番易しいランクからやることになった。先生の様子を見るに上智を志望する人で一番易しいレベルから受ける人は珍しく相当な努力を強いられることを覚悟した。

 

そして初めての予備校の先生の授業を受けた。どこの塾かは話していないのでステマにはならないと思うがこれが素晴らしかった。

 

英語はクソとしか考えていなかった私にそもそもの英語の骨組みをわかりやすく伝授し、語学ゆえに暗記しなければならない事項についてもリズムやゴロなど創意工夫がこれでもかと図られた方法ですんなりと受け入れることが出来た。

ほかの教科も図表や絵、例え話など豊富な時間(高校は50分、予備校は90分)、経験、予算を駆使した授業は私の意欲を刺激した。

 

学校行事に部活動、いじめの対処など学業以外に山ほどの業務があった上で薄給の公立学校の先生を責める気はさらさらないが正直今までの授業というものがなんだったのかとも思った。。加えて映像授業というスタイルもマイペースで他人からの干渉が大嫌いな私にはぴったりであったのがなお良かった。(この辺については本当に人によって好みが別れるのでぜひ予備校を決める際には色々な所に行ってみてほしい)

 

勉強することはそもそもクソと思っていたが(勉強してる様子を見せる方がかっこ悪いと思われるクソ高校だった)、私はこのようなスタートを切れた故に感覚は悪くなかった。

そして人間なにができるようになるということは快感であり、勉強時間も高二の冬には平日4時間、休日7時間程度になった。また学校の勉強もテスト前にヒーコラ言っていたのが夢のようになり予備校の片手間でできるようになった。受験勉強を始めてから学校の勉強は以前にましてしなくなったが定期テストの成績は前より良くなってしまった。最前列で机にタオル敷いて寝たりズル休みしたりなど思う存分サボっていたのに、成績はすこぶるよかったので先生からの反応が良くなり褒められることが多くなるというなんとも言えないオマケ付きである。これは微妙な自称進学校にいるメリット(?)かもしれない。

そして受験勉強の結果は数値にも現れ、受験勉強を始めてから3ヶ月ほど経った高二冬の河合模試では国語、英語の学年順位1位、全国偏差値も3教科60をマークするレベルまで持っていった。

これについては自慢ではなくて、私のいわゆる地頭がある程度よかったことは否めないが、それよかは受験勉強がいい波乗っていたことは大きい。

1度勢いに乗った時にどれだけできるかというのは受験勉強においてかなり大切な要素かと思う。それは質もそうだし何より時間的に波に乗った時はやるのは苦痛が低減されてよい。

私立文系の入試は覚えゲーのところがあるゆえに質も大切だが反復に時間かければ大抵どうにかなる。

 

さていい波乗っていた頃の話はこの程度にして次からは徐々に波から落ちていった頃の話になるのでお暇があったら読んでほしい。

 

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