ダメ人間の上智受験の話5
さてこのつまらない自分語りもそろそろ終わりが見えてきた。今回はすこしは実用的な話をする。
ということで10月の模試の後くらいの話からしたい。
この時期の模試が返却される時すなわち11月の下旬が大抵の人が受験校を決定し始める時期かと思う。
私もその例に漏れずその時期に受験校を決めた。もちろんオーキャンにいったりなんだので今までもある程度目星はつけていたが決定したのはこの時期というわけ。
私が受験校を決める上で重要視したポイントが何個かあるので書いてみる。
①偏差値
決める上では当たり前の要素である。
振り幅としてはチャンレンジ校(第1志望と大抵の人は重なるかもしれない。私もそうであった。)、次善の選択肢(B〜C判定が出るところ)、安全校(A判定出るとこ)となると思う。
私の場合、上智の受験日程が早いために一校でも合格が早く欲しかったので安全校のさらに下でインフルかかってもノロウィルスになってゲロ吐きながらでも受かりそうな学校も1つ一般で受けることにした。
あと間違えてはいけないのはチャンレンジ校はチャンレンジ校である。E判定なら20%以下、Dでもいいとこ合格率40%である。そんなところばっかり5回も10回も受けるのはどうかしてると思う。
チャンレンジ校はあとにも述べた通り周りも受験にかける勢いが違うということで受けるだけで疲れるし、どうせならE判定なら早慶両方とか受けるよかは「早稲田の商!」みたいな感じで1極で対策して少しでも確率あげた方が賢い気がしてならないのだがどうだろうか。
参考までに私の受験プランを書いておく
チャレンジ(上智の某学部) 1
次善校(MARCH)3
滑り止め(成成明学)2
ゲロ吐いてもOK 1
+センター利用が数校
である。普通の人ならゲロ枠を除いてチャレンジをひとつ増やすのが妥当かもしれない。ともかく現役合格目指すなら次善校のボリュームを厚くしておくことをお勧めする。
②やりたいことと重なるか
MARCH受かんなかったらワンチャン浪人とは思っていたものの別にお家は金持ちではないのでどこになっても少しはやりたいことが出来るようには一応した。興味無いことを4年間学歴のためにやるのは私には無理だと思ったのもある。
③日程
もやしみたいなクソ陰キャであり5日連続入試とか無理ゲーであるので2日連続の入試日程さえも組まなかった。
まあ2日連続をやらないのはさすがに舐めプ感があるが、実際入試会場(特に偏差値高いところになればなるほど)の殺気はとんでもなく模試よりはるかに余裕のあるスケジュールなのに疲れは模試の比では無い。それを軽視するとあっという間にガス欠になると思うし実際友達で5連チャンとかやってる奴は肉体的にも結果的にも死んでいた。
そして受験前はあまり考えていなかったが受験校決定で大切な要素があと二つある。
①手続き締切の日
これは受かったあとの話なのでわけわかめかも知らないがかなり大切な話。わかりやすくするために例を出したいと思う。
運痴くんは安全校である偏差値50のA大学と偏差値60のB大学を受けた。もちろんB大学の方が優先順位は高い。
A大学は合格発表日2/10 入学金締切日2/20
B大学は合格発表日2/22 入学金締切日3/1
*入学金締切日までに入学金を支払わなければ原則として入学はできない。
おかわりであろうか。仮にA大学に受かっていても入学金を支払わなければB大学の合格発表まで入学する権利を保持しておくことはできないのである。不幸にもB大学からお断りされればその入学金はそのままA大学に使えるがB大学から合格をいただけばその金は全てパァになるというわけだ。まあもちろん入学金を払わずA大学という抑えとさようならするという手もあるが下手したらそれは浪人ロードまっしぐらである。
ちなみに入学金はところによるが私立文系なら大体20-25万が多い。そんな金を自分の入試プランの失敗ゆえに親に支払わせるのはナンセンス過ぎないだろうか?(ちなみにダメ人間はダメなので少し事情は違うが払わせてしまったorz)
というわけで本命校、というか優先順位の高い大学の合格発表日と抑えの学校の締切日は是非とも確認するべきである。
②入試方式
特に私大はとんでもない数の入試方式があるのでめんどくさいことありゃしないが言い換えるといかに自分に合った入試方式を選ぶかという情報戦でもある。
実際のところ、英語外部試験利用入試なんていうのは最もたる例であれこそ英語が苦手な人間が活用すべきであることに入試終わってから気がついた\(^o^)/
個々にあう入試方式は自分で探してもらうにして逆に地雷の入試方式について話す。それは主に第1志望、次善校に当てはまる。
- センター利用
- 全学部入試
である。どちらも個別入試の次くらいに有名な方式かと思うのでびっくりされるかもしれないがそうなのである。どらちらにも共通する特徴は「楽」なことである。センター利用はセンター試験受けて大学に紙送りつければOKで、全学部は全国の会場どこかにいって受けた1回の試験で文学部も法学部も経済学部も受けることが出来る。そして個別入試より合格発表が総じて早い。
つまりである、何が言いたいかといえばその大学に相応のレベルをはるかに越えた大量の人間がさくっと滑り止め確保のために受けるということだ。これは実際某大学の全学部をほぼ無対策で受けに行って特待を頂いたまま蹴った私が言うんだから間違いない。すなわち相応校、第1志望でセンター利用や全学部にかけるのは受験料を大学に寄付しているようなもんだ。
まあここまで割と役に立つのではという内容を書いてみた。実際上の5つの内容(あとのふたつは軽視してるが)を抑えて出した受験プランは進路の担当の先生にも「こんな出来のいい受験計画出す人初めて見た」という言葉をもらうくらいに人からの評判も良かったし、受験も人と比べて精神的肉体的に楽になった。よければ活用していただきたい。
という真面目な内容の次にはいよいよセンター直前の内容を書いてみる。