ダメ人間の上智受験の話6
さてとうとう直前期の話である。
まず1番最後に受けた模試の話でもしようかと思う。私立文系が比較的使いやすい河合塾の全統マーク、記述模試は11月のセンタープレで終了するが、東進とS台(悪口言うのでこっちは伏字w)に関しては12月まで模試を行っていた。
一ヶ月に一回は模試を受けようという計画を立てていたのでこの12月直前の模試についても受けることとした。
東進かs台かはまあ正直どちらでもよかったのだが母集団の大きさと浪人がより多くいることを考えてs台のセンタープレを受けようと思った。
母集団が多ければそれだけ判定は正確に出るし、浪人生が多くいる模試に関しても同じことが言える。
難関と言われる大学になればなるこそ当たり前だが浪人は増えるのでそこは結構大切だと思う。
そんなわけで受けたs台のセンタープレ。解いている時から「あれ〜おかしいなぁ( ¯-¯ )」という感覚しかしなかったが自己採点も散々であった。
英国で70%しかいかなかった...
上智に受かる人のセンターの平均は大体85-95%程度だと言えばそのやばさがわかっていただけると思う。4月ならまだしも12月である。
入塾テスト以来の衝撃が襲ってきた。
後にこのテストの母集団の高さとセンターよりかなり難しめの難易度ゆえにセンタープレとは言えない模試であったことが発覚したが、そんなことは結果の帰ってきていない私には知らないことである。
さらに追い打ちをかけたのはセンタープレが終わってから本格的に解き始めた過去問の点数がまたまた面白い点数であったことである。
上智は偏差値法という方法で得点を決めているので素点(普通にとったままの点数)では合否がわからないところがある。しかしだいたい感覚上は3教科70%、欲を言えば75%取れば難易度によるが受かると思う。
なお注意してほしいのだが偏差値法を用いてるのでどの教科でも平均以下(55%くらいだと思う)の点数を取るとかなりごっそり点数を引かれるので上智、早稲田あたりの偏差値法採用をしている大学は一点突破ができない。ゆえにいくら合計が良くても「英語40%」みたいな人は無理ゲーである。
さてちょっとした注意を挟んだところで私の過去問の点数であるが3教科平均60%前半という所、悪い時は60%を普通に切ってしまった。
今まで別になんにもしてなかった訳では無いのである。上智の気持ち悪い正誤問題や長文への特訓、上智対策の講座もとって勉強したのにこの有様である。
そろそろ年も変わる頃、この絶望は正直堪えた。悪いことに先日受けたs台の模試も帰ってきた。上智はシステム上書けなかったのだが、MARCHがC判定だった。ということは上智の偏差値上位学科は言わずもがなだった。
「ああもうこれ上智無理じゃん。MARCH行こう。」
そんな気分になった。今まで思い浮かべてきた上智四谷のキャンパスライフはMARCHの某大学のキャンパスに変わった。
根性がない人間なのでこうなってしまうと全ての活力を失ってしまった。ここから先のクソっぷりについては正直笑って消し去りたいところだ。
まずセンタープレの結果に絶望した後、すぐお正月を迎えた訳だが、年が明けて2日間ペンを1秒も握らず終えた。
重なるのは知識ではなく、アニメの見すぎで貯まるデータ使用量だけである。恐ろしいことにセンターもある1月に私は20GBのデータ使用量を使い切ったといえばエグさがわかるだろうか。
その後も出願書類を出すだけで疲れてなんもやらなかったり、上智の赤本持った私より頭のいい人達に会うと自己肯定感が死ぬからと言って予備校に行かなくなりわたしが1日を過ごすのは机ではなくベッドの上になってしまった。寝るかネットサーフィンの毎日である。
学校にもいかなくなっていった。これは計算内で前期にある程度出席を稼いでいたこと、さらに3年の成績だけで言えば評定4.5(5段階中)くらいはあったことで普通に卒業はできた。しかし学校にいかないと生活リズムは狂いに狂い2時寝10時起きという受験生と思えない生活を送った。
焦っていなかったかと言われればもちろん焦っていた。しかしながらセンターが刻一刻と迫っていくプレッシャーの中、現実は見たくなかった。
そしてセンター当日が来てしまった。
また自分語りしかしてないのですこし情報を流したいと思う。
これもよくある質問だと思うが過去問、いつから解くか?というやつである。
まずファーストコンタクトは夏に一回時間を気にせず解いてみるといいと思う。解けなすぎて泣けると思うが志望校との距離が良くわかる。
私も夏に140分(本当は90分制限)かけて上智の英語を解いたが得点率は50%だったというネタが生まれました笑
そして本格的な演習だが、
私は11月下旬くらいから志望順位のいちばん低い大学の過去問から解き始め、9割取れたら次の大学に行き、そして9割無理ゲーになったMARCHの過去問から本格的に演習に入るというすこし変則的なスタンスを取った。
過去問は新設の大学でもない限り、学部、日程などをくまなく横断すれば尽きることはないと思う。しかしワンランク下の大学で合格点がいつまで取れない程度の能力で本命の過去問演習などやっても意味が無いと思う。
さらにいえば過去問を大量に無理にとかなくとも、変な正誤が出るだとかこの年代の文化史ばかり出すなどいう傾向は掴め、そのへんの練習を積んでからやっても遅くない。
実際私も上智の過去問演習に本格的に取り組んだのはクリスマス後である。これはちょっと遅いかもしれないが併願の大学の傾向を極力第1志望に近いところにするなどという計らいで基礎、応用力をつける時間を多くとった段階で過去問に挑める。
上の太字はかなり大切である。同偏差値の大学、同系統なら絶対問題が第1志望に近い方にすべき。
気持ちが走って過去問演習を早くやらなきゃという気持ちはわかるが過去問演習はあくまでアウトプットである。時間配分、解く順番など志望校にあったスキルを身につけるためのものであり過去問に極端に依存するのは良くない。赤本の解説読んでインプットできるのは相当な奴だけだろう。
というわけで感覚的には最後の模試(11月の奴)を受けたあとくらいから取り組むのがおすすめ。しかしそれ以前に力試しで解くことはやっておいた方が良いというのが結論だ。