つれつれ大学生

もう大学生、まだ大学生。大したことは書きません。

ダメ人間の上智受験の話9

さて去年から書いているはずなのについに上智の試験日程が始まってしまった。大学生は一方で超自由な時期に入ったのでさっさと今日で終わらせるつもりである。

 

さて何を書いたのかよく覚えていないのだが確か、MARCH受験最終日前日の話だった気がする。

この頃になると合格通知の入った封筒が家に盛んに届くようになった。

センター利用だとか序盤に受けた滑り止めの合格通知である。その辺の学校は正直受かってなきゃMARCHどころの話ではないので超喜ぶ!という感じではないのだが、やっぱり合格は合格で嬉しい。

そして第1志望の上智はその滑り止め並に試験日程が早いのもありもう結果は出てるのは知っていた。ただどういう結果は予想がついてたのでウェブ上の発表も見なかった。

 

しかし、分厚い封筒の中1枚だけ薄っぺらいハガキがあった。最初は親が分別を間違えて公共料金のハガキでもこっちに寄こしたのかと思った。だが、そこには見覚えのある鷲のマーク。

 

そう、上智からの書類だったのだ。

 

まさか不合格の人間にまで紙をよこしてくる大学など聞いたことがない。ただ合格していた場合にこんな薄い紙っぺらで済ませるわけがない。恐る恐る開いてみたところ、そこにはある意味「残念ですが、」から続く文より面倒なことが記してあった。

 

おわかりの方はこんな面長に書くなよと思いかと存じ上げるが補欠通知である。

順位については詳しく書けば身バレに繋がりかねないのであくまで全学部で5000人くらいいる補欠者の1人とお茶を濁すが順位は悪くなかった。

ただ、先程も書いたがこれは「不合格」の文字よりある意味タチが悪い。

「不合格」ならいくら悔しかろうとああそうだよな…で終わる。また仮に定員が50人のところで順位が200位などならいくら補欠でも諦めがつくがそうではない。

 

いい順位だったのがかなりきついのだ。また、自己採点もしてみたが国語65%、英語65%、歴史85%とこれまた際どいラインであった。

上がる保証はないのに、最終日のMARCHの対策もろくにせずずっと大学受験の掲示板を見て去年はどのくらい繰り上がったのかということを睡眠時間を削ってまで調べてた。MARCHの中でも難しいところであったので対策は多少なりとしないと行けないのはわかり切っていたが調べる手と確証のない情報に踊らされる時間を止めることは出来なかった。

 

最終日、寝不足でフラフラになりながらも試験を受けた。ここまで長かった受験生活だがひとまず区切りがついた瞬間は案外呆気なかった。

MARCHの大半と同じようにその大学も立地が良かったので街に繰り出し散財した。直近でやりたかったことはありあまった金と時間を使いやり尽くした気になっていた。なにせ途中さぼることは多々あれど罪悪感なく誰からも咎められるリスクなしに遊べる瞬間が1年ぶりに来たのだから。

 

しかし脳裏には上智の繰り上がりが離れずにこびりついていた。卒業までの2週間ほど推薦組などと遊ぶことも増えたが合間時間に掲示板と上智のホームページを見ることは欠かせなかった。

また最終日に受けたところと上智以外は全て合格したことがわかり、かなり予備校や学校、友達から褒められた。(自称進学校であったので1人でMARCHの合格を3つも4つも稼ぐ生徒は貴重であり当然友達からの反応も「え、おまえそんな頭良かったの!?」みたいにはなる)

それでもやはりここまで来ると何がなんでも上智、第1志望の学科に入りたかった。今からなんにもできることは無いのに、である。

 

当然時は過ぎ去り、いつの間にか最後の登校期間がはじまりまた変わらずバカ話を繰り広げなんだかんだ言いつつ楽しかった高校に別れを告げる時があっという間にきた。一応進路はMARのどこかと言う話にはなっていたが国立でもないのに進路未定のまま卒業するのはなんだかもどかしかった。

 

このまま、連絡が来ずに今はMARCHのどこかの大学生です!みんなはおしい結果にならないように最後まで頑張ってね!というの有り得たのだが、

有難いことにこの話はハッピーエンドだ。無事補欠者4500人の中の500人の補欠入学候補者になり今は上智の某学科の学生を楽しくやっている。

電話が来たのは出先だが嬉しすぎて本当に泣きそうになった。1週間もない中で120万を大学に振り込んでもらうのは本当に心がいたんだが、両親もささやかながらお祝いしてくれた。(繰り上がりでうかると最低でも80万を5日くらいで用意しないといけないのは注意してほしい)

本当の第1志望ということで相変わらずのサボり癖を発揮しつつもずっと興味のあったことを思う存分学べて、なおかつほぼビリで入ってきたので周りの人の意識の高さと頭の良さにすごく刺激を受けている。

英語Fランからの出発、頼りにならない自称進学校、やる気でどうにかするのかと思えば1月に20GBのパケットをYouTubeで使い切り勝手に自分のクソ加減に病んだ人間でもどうにか入ってずっと学びたかったことが学べているのは本当にありがたい限りである。

 

こんな自己満のブログを読んでくださっている受験生などいないだろうしクズすぎて受験に対する的確なアドバイスなどはできないが、ここまで綴ってきた褒められたものではない受験生活でもやる事やってればどうにかなるかもしれないという希望を持っていただければ良いかなと思う。もちろん、真面目なのが一番ですがね笑

 

あと以前にも述べたが私文とはいえある程度勉強には向き不向きはあるのでいくら第一志望とはいえ人生かかってるゆえにある程度は現実見ないと三浪ニートみたいなのが出来上がるよという忠告だけして、上智に関わらず頑張る受験生に幸あれ!と長ったらしいシリーズの締めとしたい。